こんにちは
9月が予想されていた米国の利上げが延期されましたね。
個人的にはさっさと利上げして次の金融危機に備えて欲しいのですが。
本題は続きから。
9月が予想されていた米国の利上げが延期されましたね。
個人的にはさっさと利上げして次の金融危機に備えて欲しいのですが。
本題は続きから。
長期投資で利益確定は必要無い
利益確定ってありますよね。
「利食い千人力」などの相場格言も生まれるほど重要視されています。
一寸先は闇の短期トレーダーにとってはとても大事だと思いますが長期投資、特にバリュー投資においては必ずしもそうではないと思います。
確かにチャートの頂点で売って底で買えれば儲けは大きいです。同じ事を一年間確実に続けられれば一年で億万長者になれるでしょう(無理ですが)
しかし バリュー投資においては少し話が違ってきます。
会社の成長に伴って利益をあげていくバリュー投資で利益確定を繰り返すと利益を圧迫し、最終的なパフォーマンスはどんどん減っていきます。
税金は投資パフォーマンスを著しく阻害する
その理由は「税金」です。
今日本では確定利益に対して20%もの税金がかけられています。(NISAはそもそもバリュー投資においても欠陥制度なので除外する)
バリュー投資の最高のメリットとして含み益である限り税金を翌年に繰延し続けられるというものがありますが、長期投資における「利益確定」はこの文句のつけようのないメリットを投げ捨てる物に他なりません。
さらに繰り返せば繰り返すほど利益確定をしなかった場合に比べて加速度的にパフォーマンスを下げていきます。
これはよく推奨されている「こまめに利益確定をする」と最悪の相性を持っています。
他にも証券会社に払う手数料が無駄だったり本来手放しで保有し続けられるはずが頻繁に取引をすることで無駄な時間を必要としてしまうなどのデメリットが出てきてしまいます。
ですがやはり一番のデメリットは税金で収益がすごく圧迫されてしまうことです。
結論
以上の理由でバリュー投資において頻繁な利益確定はしてはいけないのです。
ただし一つだけ注意しなければいけないのは投資先が安定的に収益をあげられるビジネスモデルを持っている場合に限ります。
得た内部保留を効率的に再投資してくれる会社でない限り「税金の繰り延べ」ではなく「塩漬け」になります。
つまり「塩漬け」と「税金の繰延」は似ているようで全く別物だということです。